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2024年、noteエンジニアのアドベントカレンダーまとめ

技術広報のmegayaです。

2024年度もnoteエンジニアも無事に完走することができました🎉

入社エントリや業務改善、子会社の立ち上げ、1年の振り返り、愛犬のMV作成、ディズニー攻略……などなど、多種多様な記事が公開されました。noteらしいクリエイティブさ。

数々の記事が公開されたので、1つずつ技術広報目線で振り返っていきたいと思います。

1日目: note入社エントリ: エンジニアから見たCEO加藤さんのすごさ

今年、入社した開発マネージャーの濱田さんによる入社エントリ。

CEOの加藤さんをエンジニア目線で見たときの「すごさ」を語っています。改めて加藤さんのことを知ると、学習意欲の塊だと驚きます。

PC自作してプログラミングとかやってたら、Linux Kernel のソースコードとか読んだりするじゃないですかー

東大松尾研のディープラーニング講座を、加藤さんは履修していたそうです。社長業をしながらの履修は本当に大変だったと会食時に笑いながら話されていました

こういった視点を、濱田さんの視点から見ると、また違った解釈があって良い入社エントリだなと。褒めるべきことや長所は誰が何回言ってもいいですからね。

2日目: CircleCIの時間を「さらに」半分にした話

こちらも今年、入社したSeijiさんによるCI改善の話し。

CI/CD周りの改善は作業として、後回しにしがちになってしまう部分なので、ありがたい改善です。

SeijiさんはStabilityチームとして、ライブラリやミドルウェアのアップデート、リリースフローの担当などにも取り組んでおり、「2年前くらいから働いている?」という感じがすでにあります。感謝。

3日目: イベント協賛の応募〜終了までのやることリスト

技術広報の私が書きました。

今年の技術広報の目標の1つとして、「作業の可視化」を掲げているので、その一環で書きました。自分の作業を見える化して、課題感を共有するの大事だなと最近思っています。

4日目: 非MLエンジニアがMetaflowを使ってML処理を高速化した話

露木さんはもともと検索系のサービスを長年やっていて、noteでもCloudSearch からElasticsearchに移行などを担当していました。

現在は、推薦チームでエンジニア 兼 PMとして活動の幅を広げています。その中での取組を記事化してくれました。

私は個人的に、露木さんのニッチなキャリア形成の考え方が好きなので、ぜひ↑も読んでほしいです。

5日目: Snowflake Cortex Analystを試してみた

データプラットフォームチームのリーダーである久保田さんによるSnowflakeの記事。noteはデータ基盤の核として、Snowflakeを利用しているのですが、導入から現在の運用まで中心になって進めてくれています。

私は『Snowflake Cortex Analyst』は知らなかったのですが、集計などをSQLを書かずに自然言語で行えるのは便利すぎますね。ここから数年経って技術進歩したら、簡単なクエリはSQL使うことはなくなるんだろうな……と。

6日目: A/Bテストを1年続けて得た6つの学び

エンジニアのすのうちさんによる、1年間行ったA/Bテストの記録です。

地道な開発結果をわかりやすく解説してくれているので、「これからA/Bテスト取り組むぞ!」という方には、まさにうってつけの記事だと思います。

社外だけではなく、社内の人にも読んでほしい記事。

7日目: iOS開発でClaude活用とその限界

iOSエンジニアの蔀さんによるLLM活用の調査記事です。

「新卒3年目の後輩エンジニア」という例えが的確でわかりやすい。

「LLMって便利だよね」「開発としてはまだまだ使えない」というだけの話にとどまらず、「このケースでは最適」というユースケースを記事内で紹介しているのが記事として最高におもしろい。

蔀さんは長年ブログを書かれていたこともあるので、記事の構成がわかりやすい。さすが。

8日目: エンジニアが面接業務に自信を持つための3つの方法

EMの海野さんによる面接の心構えです。

海野さんは長年、人事関連の業務に携わっており、noteでもエンジニア採用を中心になって進めています。

現役のエンジニア採用担当者の知見が詰まっているので、参考になる点も多いはずです。

9日目: 「Jotai」で状態管理を手軽に行う

アプリチームのリーダーの金子さんによるReact Native開発の記事です。

React系の状態管理は、数年前に触っていたときは、Reduxしかほぼ選択肢がなかったのですが、今はいろんな選択肢があるんだなと。

Jotaiはシンプルな使い方であれば、ドキュメントを熟読するまでもなく扱える気軽さがありました。
ドキュメントが非常に分かりやすい形で充実しており、しっかりと理解したうえで扱う場合でも、ハードルがとても低いのではないかと思います。

私も「シンプルさ」と「ドキュメントの充実度」はライブラリにおいて重要だと思っています。複雑なフレームワークやライブラリに心を折られることもあるので……

10日目: CodeBuild-hosted GitHub Actions Runnerの設定例とTips

今年にSREチームに入った田中さんによる検証記事。

私は「CodeBuild-hosted GitHub Actions Runner」を知らなかったのですが、むしろこの記事を見たときに、「CodeBuildでGitHub Actionsって今まで動かせなかったんだ!」と逆に驚きました。だからみんないろいろ試行錯誤していたんだなと。

田中さんは入社したばかりですが、社内登壇や社外登壇なども行ってくれているので、技術広報的には大助かりです。感謝。

田中さんの登壇内容やスライドは上記にあるので、気になった方はぜひ👆️

11日目: 開発体験の向上のための生成AIでの活用で学んだこと

MLエンジニアの漆山さんによる生成AI活用の学び。

生成AIによるチームでのコミュニケーション改善&業務改善の知見です。「LLMが起こす特有の課題」が簡潔にまとめらています。

私は漆山に何度か改善の話を聞いているのですが、上記の記事にも書いてある「業務によっては生成AIの自動化は学びを阻害する」は目から鱗でした。私とは視野の広さが違うなと。

LLMでの自動化を業務に取り入れたい方は必読な内容だと思います。

12日目: SwiftUI TextRenderer

iOSエンジニアのwaturaさんがText Rendererを試しに使ってみた記事。文字装飾やアニメーションを使って「クリスマスっぽいデザインを」試しています。

読んでいて、「あ〜〜〜〜、開発ってこういう楽しさあるよな〜〜〜〜」と改めて実感しました。年齢重ねていくとだんだんと「意味があるもの」をつくりがちになっていくので、こういった遊びを踏まえた検証って大事だよなと。好奇心に勝る学習はない。

13日目: 【note入社エントリ】1ヶ月QAエンジニアをやってみて感じたこと&今後について

11月からQAエンジニアとして入社してくれたひろゆきさんの入社エントリです。社会人歴 = QA歴というのが強い。なかなかない経歴だなと。

記事は、noteで感じたことでだけではなく、これからnoteのQAをどうしていくのか目標も綴られており、社内の人にもぜひ読んでほしい内容。

ひろゆきさんによって、これからQA組織がバリバリ成長していくのが楽しみです。

14日目: noteのアクセシビリティ向上 2024年まとめ

デザインシステムやアクティビティ向上など、フロントエンドに関する数々の改善を行っているUXエンジニアの臼井さんによる記事。アクセシビリティ向上に関する取り組みがわかりやすく書かれています。

こういった長年続く取り組み(アクセシビリティだけに関わらず)は途中で止まってしまったり、形骸化してしまったりすることが多いと思います。

そのなかでも、定例を欠かさず行い、成長を感じながらメンバーを増やしていけるのは偉業なことだ思います。プロダクトとして、会社として、なくてはならない働きをしているなと、傍から見ていても感じます。

15日目: 3チームを掛け持ちした2024年の取り組みを振り返る

リーダーをこなしつつ、3チームをかけもちして働くgenさんの振り返り記事。

Stabilityチームとして業務改善をしつつ、SEOの改善を進め、環境構築相談室なども立ち上げて、「何人いるの?」と思うような活躍ぶりです。

genさんは個人開発でツール作りまくったり、VTuberやってみたり、ドローン飛ばしてみたり、カメラを始めたり……と趣味の幅も広くて、バイタリティが高すぎて尊敬しています。人として強い。

16日目: 愛犬が好きすぎるのでAIでミュージックビデオを作った

愛犬好きエンジニアであるむとうさんが、AIでミュージックビデオを作ってみた話し。

去年も別角度でトライしていたのですが、今年は生成系サービスを使っての挑戦。良いMVなのでぜひ見てほしい。

タイトルはかわいい感じですが、記事内容はプロンプトの試行錯誤などがしっかり書かれていて知見の塊。外見はかわいくて中身はマッチョみたいな記事。

ちなみにむとうさんは社内のオフラインイベントでも、「エンジニアは犬を飼うべき」的な内容を話していました。愛犬への愛が深すぎる。

17日目: Rubyで動的解析して、関係があるテストも実行する

MediaKitチームリーダーであるkihaさんのTracepointを利用した、動的解析の実験記事。

「Tracepointってあるよね」くらいの認識でいたので、この記事を読んでようやく概要を理解できました。便利。

kihaさんの文章は、論文的で序論→本論→結論がしっかり明確にわかれててわかりやすい。

18日目: 社内LT会(Engineer Lightning Talk)の再構築をやりながら、これからの技術広報の取り組みを考えている

EMの佐々木さんによる技術広報についての考察記事。

今、私と一緒に技術広報についていろいろと検討しているのですが、対話をするのってやっぱり重要だなと改めて実感しています。

前期までは、わりと1人で活動することが多く、チーム的なものもほぼないような状態だったので、思考の幅が広がったような感覚があります。ありがたい限り。

19日目: 知識ゼロからnote社AIチームが業務効率化を生み出すまでの成功と失敗

noteの100%子会社「note AI creative株式会社」で、チームリーダーを務めるけんぞうさんの振り返り記事。

日々進化をしている生成AIのトレンドを追っていくのは大変だと思うのですが、業務改善やツール作成などしっかりとアウトプットで成果をだしているのはさすが。

社内でも、「note AI creativeのおかげで業務が楽になった」「協力して新しい取り組みができた」という人は大勢いると思います。

今までにないまったく新しい取組なうえに、リーダー業務もあって本当に大変だっただろうなと思います。2024年、お疲れ様でした。

20日目: 何でもマインドマップに変換してくれる生成AIツールの「Mapify」で情報収集効率(e)が体感5倍以上に

法人向けサービスnote proを中心に開発を進めているあたまがきんに君の記事。あたまがきんに君って名前、改めて書いてみると良いな。

Mapify知らなくて、私も利用してみたのですが、ものすごく便利でした。マインドマップ化してくれるので視覚的にわかりやすい。

あたまがきんに君は社内でも一番若いエンジニアなのですが、視座が高くて、会話すると頭の回転の速さに驚かされます。↑の記事もそうですが、学習意欲も高いので学ぶべきことが多いなと。あとすごいマッチョ。

21日目: 2024年note Androidアプリのカイゼンを振りかえる

Androidエンジニアのトリさんによる1年の振り返り記事です。トリさんの記事は毎回構成を工夫されていて、チャレンジでいいなと。今回の記事も読みやすくまとめられています。

こういったまとめ記事があると、チームでの重要な動きがわかるのでありがたい限り。

振り返り記事がまとめて見れるので、「え!こんな改善もしていたの!」と知れるのは、アドベントカレンダーならではだなと。

22日目: ひとりディズニーに行ってきました!

PMのたなざわさんによるディズニー奮闘記。去年に続いて、エンジニアアドベントカレンダーのディズニー枠です。

ひとりディズニーっていつか行ってみたいな……と思っていたので、参考になりました。ただただ行くだけではなく、PDCAをきちんと回して実践しているのが、PMっぽいなと。やっぱりどんな行動でも、身に付いた職業の癖のようなものがでるんだなと。

去年、今年と天候に恵まれていなかったので、来年こそは晴天で挑戦してほしいものです。(来年も天候悪いほうが、記事読んでる身としてはおもしろいだろうな……とは思いつつ)

23日目: ログ収集をDataDogからGrafanaLokiに移行した話

SREチームの福田さんによるGrafana Lokiへの移行記事。

2024年のSREチームの動きを見ていると、可用性などを高めつつ、コスト削減なども踏まえてガシガシと施策を進めているのがすごいなと。

この記事が良いのは、「もともとあった課題」「移行先を選んだ理由」「実装方法」「移行したあとの問題点」など、読者が知りたいことがすべて網羅されている点です。読者目線を理解していなと書けない記事。

24日目: DSPyで始めるプロンプト最適化

MLエンジニアのうるしやまさんが、11日目に続いて24日目にも記事を公開してくれました。大感謝。ちょっとしたクリスマスプレゼント。

DSPyって私はまったく知らなかったのですが、便利ですね。プロンプトって「これで合っているのか?」「最適なのか?」などの確認や改善がまだまだ個々人での判断でしかないので、こういったツールがもっと多くでてきてほしいところ。

漆山さんのこういった学習と実践を繰り返して、業務に活かす姿勢は本当に見習っていきたい……

25日目: 2024年のnote、1年を振り返って - note CTO振り返りコラム

CTOの今さんによる1年の振り返り記事です。

note AI creativeのCEOをしつつ、noteのCTOとしても活動しているので、今年は特に大変だったのではないかなと。

お疲れ様です。年末年始はワインいっぱい飲んでほしい。

今年もありがとうございました

アドベントカレンダー無事に完走することができました。

完走した感想ですが、やっぱりいろんな人の考えや経験に振られるのは良い機会だなと。読んでいてただただ楽しい。

この振り返り記事を書いていて、技術記事ってただの文章じゃないんだなと改めて思いました。その人の思想や経験、ポジションなど様々な要因の結果を、ダイジェストで垣間見ることができる機会なんだなと。

社外だけではなく、社内にとっても財産になるので、技術広報としてはもっといろんな人の記事が発信できればいいなと思っています。

協力してくれたみさまなありがとうございました〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!


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