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noteエンジニアチーム 公式マガジン

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noteエンジニアの技術記事をまとめたマガジン。さらに技術記事を読みたい方はこちら→ https://engineerteam.note.jp/
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#AI

Perplexity Proと作るアプリ開発

先日、レシピ・献立記録アプリ「レシレコ」をリリースしました。 iOS版は以下のリンクからダウンロードできます。 Android版は現在クローズドテスト中です。製品版リリースは出来ればしたいのですが、20人以上のテスターが必要なので少し先の話になりそうです。もし、クローズドテストにご興味ある方は以下のXにてお声がけいただけると幸いです(Xへのリンク)。 この記事ではPerplexity Pro(以降、Perplexity)を利用したアプリ開発について、本アプリの開発を例にご

Python+Amazon Bedrockでプルリクの説明文とレビューをAIで自動生成

推薦チーム所属 MLエンジニアの漆山です。 私たち推薦チームは2人体制と小規模であるため、開発においてのコミュニケーションを円滑にすることが大切です。そこで、AIによるプルリクの概要とコードレビューの自動化を行いました。 この記事では、自動化前の課題や実装方法、初期の成果、新たな課題と今後の展望について詳しく紹介します。 課題と背景自動化をする理由①人数体制 推薦チームは現在、2人体制です。少人数で開発をすべて担う必要があり、それぞれの担当範囲が広い状態です。 2人

noteの推薦チームの紹介 - 2024年版

推薦チームでエンジニア 兼 PMを担当している露木です。 推薦システムの開発は難しいという印象を持つ人が多いかもしれません。そんな印象を変えるために、noteの推薦チームがどんな活動をしているのかを、この記事でわかりやすくお伝えしたいと思います。 noteの推薦システムの目的推薦システムの目的は、「noteがあることで人々が本当に伝えたいことに専念できるようになる」ことです。 コンテンツを作ったら欲しい人に自動的に届くようにしていきたいと考えています。 ただし、コンテ

ZapierとChatGPTで記事を選別してSlackに流すRSSの作り方

SlackにRSSなどで記事を流すと、目的とは違ったものが取得されてしまうことはありませんか? 例えば、「他社の技術ブログの中からSREの記事だけが見たい」などのときです。実行するにはちょっとした工夫が必要です。 今回はそういったケースに対応するために、ChatGPTとZapierを組み合わせた記事の選別方法を紹介します。 そもそもこのZapierが実装されたのは、↑のような私のなんとなくのつぶやきが発端でした。 「エンジニアが書く技術記事だけチャンネルに流れるように

AIで働き方はどう変わる?LLMの未来を情報処理学会が解説

※ この対談は2024年2月頃に実施しました ChatGPTやClaudeなどの生成AIを仕事や日常で使うことが当たり前になってきました。この先数年で、働き方はますます変わっていくことが予想されます。 今回の記事では、自然言語処理(NLP)と大規模言語モデル(LLM)の専門家である関根聡さんと吉野幸一郎さんに、LLMがもたらす未来や最新の研究についてお聞きしました。 AIによる仮説生成と実験の自動化が進む中で、AIラボの重要性と人間との協業の必要性、LLMの進化がもたら

ChatGPTやClaudeの費用を全社員に支援する制度がスタート

noteの全社員を対象として、ChatGPT plusやClaude Proなどの生成AIサービスに対する月額費用を支援する制度がスタートしました。これにより、社内の業務改善がさらに進むことでしょう。 noteでは、2022年9月に「テックチャレンジ補助」を導入しました。社員がテック領域に関する勉強をする際にかかる費用を年間最大12万円まで補助する制度で、プログラミングに関する本やカンファレンスのチケット代、資格取得などについての費用を支援しています。(全社員が利用可能)

生成AIで議事録が60分→2分。96%工数削減した自動生成ツールの紹介

こんにちは、note AI creative(以下、nAc)の田中です。 nAcとして今までさまざまな社内の業務改善に取り組んできましたが、中でも「議事録作成業務」は負担の大きい業務の1つでした。 セールス・カスタマーサクセスなど顧客と対面する部署では特に議事録作成は重要な業務として頻繁に発生しますが、1回あたり最大60分かかっており改善の余地がありました。 nAcが作成した生成AIのソリューションを使うことで、作業量が96%も削減され、60分の作業が2分で終わるように

社内のデータ活用を促進するためのAI @datainfra-ai をつくった

データ分析の開発を進める中で、アーキテクチャなどの技術面以外でも難しい障壁があります。それは、全社員がデータを活用しやすくするためには、どうすればいいのかという問題です。 どれだけ優れたダッシュボードや分析結果があっても活用されなければ意味がありません。社内からの問い合わせにエンジニアやデータチームがすべて対応していては、人手不足になってしまいます。かといって、データを使用したい社員側も、自力ではどこにどんな情報があるのかわからず、困ってしまうことが多々あります。 そこで

月間30時間以上の工数削減!ChatGPT Teamプラン活用事例と効果をレポート

こんにちは、note AI creativeの田中です。 私たちは、業務効率化の支援を行っており、この度note社内の複数のチームを対象にChatGPT Teamプランのテスト導入を実施しました。 https://openai.com/chatgpt/team/ 導入した結果として、利用者の76%の社員が生産性向上を実感し、月間30時間以上の工数削減も達成することができました。新しいスキル習得にも活用されており、大きな費用対効果を感じています。 本記事では導入の効果と

人工知能学会にインスパイアされたので文章の重複排除を試してみた

note AI Creativeでエンジニアをしております、武藤です。 noteが協賛している2024年度人工知能学会全国大会(第38回)に初参加しました。人工知能学会の参加レポートについてはこちらをご参照ください。 参加しただけで終わってしまうのはもったいないので、私が特にインスパイアされたセッションを元に自分で実装してみようと思います。 インスパイアされたセッション岡崎 直観先生の「大規模言語モデルの開発」のセッションが非常に面白かったので、このセッションの中からト

これぞカオス...人工知能学会初参加レポート

note AI Creativeでエンジニアをしております、武藤です。 今回はnoteが協賛している2024年度人工知能学会全国大会(第38回)に初参加してきたので、感想含めてレポートしていきたいと思います。 感想を簡単にまとめると、多種多様なドメインのセッションに加えて、機械学習の初心者から玄人まで幅広い参加者が集まり、カオスでした... 人工知能学会とは1年に一度国内のAI研究者が集う、国内最大規模のイベントです。 情報収集、発信、ネットワーク形成をしたり、企業の採

JSAI2024(人工知能学会全国大会)に行ってきました

筆者は学部〜大学院時代をうなぎと餃子とさわやかの街・浜松で過ごしており、大学院時代に人工知能学会全国大会に論文をポストしたこともあるのだが、なんとこの度、筆者が所属するnote株式会社も協賛していて母校が現地実行委員で人工知能学会全国大会が浜松で開催されるという奇跡の巡り合わせが起こったので、第二の故郷浜松に行ってきた。 会場 会場のアクトシティ浜松は浜松駅近の巨大コンベンション施設である。筆者がかつて参加した会はたしか北九州の国際会議場的なところだったので、かなり大きめ

noteは人工知能学会全国大会(JSAI2024)に協賛します

note株式会社は、2024年5月28日(火)~5月31日(金)に開催される人工知能学会全国大会 第38回(JSAI2024)に協賛をします。 昨今のAI関連技術の進展やこれに伴う関連サービスへの需要が高まり、人工知能に関連する研究成果の発表の場があることが、より重要になっていくと実感しています。note社として、研究成果を公に披露できる人工知能学会全国大会を支援していきます。 また、弊社は、2023年12月にAI領域に特化した子会社 note AI creativeを設

プロンプトを即座に実行できる社内用Chrome拡張機能「note AI with Chrome」を作りました

こんにちは、note AI creativeの田中です。 note AI creativeは、AI領域における開発をさらに加速させ、noteの利便性向上と、さらなる成長を目指して設立されたnote株式会社の子会社です。 今回は、note AI creativeで開発した社内用のChrome拡張機能「note AI with Chrome」について、簡単に紹介します。 「note AI」とはGPT-4を利用した社内用のChatGPTで、note社員であれば誰でも利用可能