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noteエンジニアチーム 公式マガジン

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noteエンジニアの技術記事をまとめたマガジン。さらに技術記事を読みたい方はこちら→ https://engineerteam.note.jp/
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記事一覧

ベイズ推定入門|野球選手の打率を推定したい

今年になって『データ解析のための統計モデリング入門(通称 緑本)』を読みました。 とても読者にやさしく書かれているなと感じる一方、どうしても特に後半が個人的に難しく「もっと理解したいな」と思ったため David Robinson さんが書かれた記事なども参考にしつつ、もう少し自分なりに噛み砕いて考えてみようと思います。 ベイズ推定がよくわかってないことが理解が難しかった大きな原因のひとつだと感じたので、こちらの記事ではベイズ推定の基本的な考え方からまとめて共有できればと思

スケッチからソフトウェア開発をはじめる

このポエムでは、スケッチという行為とソフトウェアを作ることの関係について話をしてみたいと思います プロダクトや建築などのデザインワークの際、スケッチを通じてコアとなるアイデアを紙に落とします。考えをまとめて可視化するという意味で、スケッチは極めて属人的で創造的な試みです 本稿で述べるスケッチとはその作品で主張したいこと、目立たせたいこと、実現したいことを抽象化して描いたものです。写実的に緻密に描く必要はなく、必ずしも絵が上手い必要もありません。コンセプトを可視化して伝える

🎧 問い合わせにエンジニアはどう対応すべき?noteのCS対応の歴史

noteのCS対応の歴史について 初期:対応できる人が対応していた 中期:当番制でエンジニア全員で対応 現在:問い合わせを分類分けして、CSチームからエンジニアに連絡をする 組織の規模によって適切なやり方を探る ▼Podcastをもっと聴く ▼番組に感想を送る ▼エンジニアの記事をもっと読みたい方はこちら ▼noteを一緒に作りませんか?

CloudNative Days Tokyoにnoteエンジニアが登壇

2023年12月11日(月)〜12月12日(火)に開催されるCloudNative Days Tokyo2023にnote SREチームの中村 昴(varu3)が登壇します。 12月11日13:20〜14:00より「noteのKubernetes移行、ゼンブ見せます」という内容で発表を行います。2023年9月に完了したKubernetes(EKS)への移行やインフラの課題解決について解説する予定です。 CloudNative Days Tokyo2023概要●公式サイト:

noteがProduct Leadersにブロンズスポンサーとして協賛

note株式会社は、2023年11月8日(水)に開催されるCPO協会主催のProduct Leadersにブロンズスポンサーで協賛をします。 Product Leaders 2023公式サイト 世の中の創作を支えていくnote社としては、プロダクトづくりも創作の一環だと考えています。Product Leadersへの協賛をとおしてPMコミュニティを後押しすることにより、様々なプロダクトの発展の一助になればうれしい限りです。 Product Leaders 2023概要●

🎧 noteエンジニアの特徴や文化を語ります #notetechtalk

noteエンジニア組織の雰囲気は?どんなエンジニアが多い? 社員同士の距離感やコミュニケーションの取り方は? どんな経歴の人がいる? 技術的にはなにが必要? どんな人だとnoteに合いそう? ▼Podcastをもっと聴く ▼番組に感想を送る ▼エンジニアの記事をもっと読みたい方はこちら ▼noteを一緒に作りませんか?

noteはiOSDC 2023にシルバースポンサーで協賛

note株式会社は、2023年に開催されたiOSDCにシルバースポンサーで協賛しました。今年で3年連続の協賛になります。 iOSDC 2023概要グッズ紹介iOSDCは、各企業のグッズが梱包されたノベルティボックスが自宅に届くのが特徴的です。どの企業のグッズも毎年、力が入っています。 note社からは、かわいいイラスト付きのマイクロファイバークロスを用意。誰でも使いやすいシンプルなデザインに仕上げました。 グッズとしては満足の出来だったのですが、今年はファイバークロスで

noteはKaigi on Rails 2023にシルバースポンサーで協賛

note株式会社は、2023年10月27日(金)〜 10月28日(土)に開催されるKaigi on Railsにシルバースポンサーで協賛をします。昨年に引き続き、スポンサーとしてRubyコミュニティの発展を後押ししていきます。 2022年のKaigi on Railsでは、弊社エンジニアが登壇も行っているので、こちらもぜひご覧ください。 Kaigi on Rails 2023概要●公式サイト:https://kaigionrails.org/2023/ ●公式Twitte

Astro 3.0調べてみた

AstroのおさらいV3からの変更点この記事を素直に紹介していく。 View Transition APIサポート View Transition API is 何?って方はこちらを見てください。 View Transition APIはChromeのみサポートしてる。MPAのページ遷移はExperimental Astro V3ではそれをサポート。 MPA遷移でも使える。 View Transition APIをサポートしてないブラウザでも動く。 headにV

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CTOは手段を問わずにコミットせよ - キャディ / hokan / noteのCTOが考える創業期の役割と働き

CTOとは何をするべき人なのか?どんな役割で動くべきなのか? 創業期のスタートアップでは、リソースもお金も時間もありません。その状態で事業をグロースさせていくために、CTOは何をすべきなのでしょうか。経営という答えなき道のりの中で、CTOはテクノロジーを活かした適切な意思決定をし、事業を成功に導く必要があります。 そんな創業期のCTOの役割について、キャディ / hokan / noteの3社のCTOが集まってセッションを行いました。 セッションの中で、「CTOは手段を

noteのフロントエンドリアーキテクチャの進捗を報告します

noteのフロントエンドリアーキテクチャとは以前「フロントエンドapp分割」として紹介していたプロジェクトの延長にあるものです。 そもそもフロントエンドリアーキテクチャとはなにかnoteは現在APIをRuby on Railsで、Webフロントエンドは主にNuxtで実装されています。Nuxtフレームワークの設計上VueとVuexを多用していくわけですが、多くの機能が密結合しWeb Vitalsの悪化や、生産性の低下、スケールしにくい状態、障害を引き起こす原因になるなどの影響

🎧 noteにおけるEMの働き方とマネジメントの難しさ #notetechtalk

マネジメントの難しさと時間の使い方 noteにおけるEM業務 エンジニアリングマネジメントトライアングル 1人ひとりとのコミュニケーションを大事にする Googleカレンダーによる作業量の分析術 権限の移譲を常に考える ▼Podcastをもっと聴く ▼番組に感想を送る ▼エンジニアの記事をもっと読みたい方はこちら ▼noteを一緒に作りませんか?

noteがEKSへの完全移行までにやったこと

noteのEKS移行が完了しました。EKSへ移行するにあたって、サービスのアーキテクチャからデプロイ環境、監視体制、運用までを全て見直しインフラをモダンな環境にすることができました。 EKSへ移行するにあたり、様々な問題や課題がありました。 活用できていないログや破れ窓化したアラートをどう整備するか どのようにアプリケーションの負荷試験を実施し、ボトルネックを探るか CloudFrontを利用したゼロダウンタイムでEKSへの切り替え 大量に存在しているバッチをどのよ

Reverse ETLでSnowflakeにある集計済みデータを使おう!!

データインフラチームの渡部です。 note社内では分析用のデータをETLしてSnowflakeに寄せていっています。 今回はnote社内でReverse ETLの仕組みを実装・導入したので、そちらについて書かせていただきたいと思います。  そもそもETLとは?Reverse ETLの前にETLについて知っていると分かりやすいので、そもそもETLとはなんなのかということについて最初に書いていきます。 ETLはデータ系の用語でデータの抽出・加工・格納の一連の流れのことを表しま