見出し画像

note社の技術広報の振り返り - 2024年6月編

技術広報のmegayaです。

6月は技術記事の毎日更新をやってみようと思ったので、23本もの技術記事を公開することができました。協力していただいたエンジニアのみなさま大感謝です。(うち12本は私が執筆。褒めて)

また、技術広報という職種はエンジニアの力があって初めて成り立つものだなという、当たり前のことに気づいた1ヶ月でもありました。

発信数を増やそうと思った理由

noteはありがたいことにサービスとしてはみなさまに知っていただけていますが、技術的な特徴や内部のエンジニアの強みなどはまだまだ伝えられていない部分が多くあると感じています。

そのため、今期は記事更新に力を入れて、小さくてもnoteが少しずつ改善している様子を見せていけたらいいなと思っております。

ということで、6月に公開した記事を振り返っていきたいと思います。


6/3

フロントエンドチームが行っているモノレポ導入による改善記事。

モノレポ化に際して、Turborepoの導入やESLintの共通設定導入など、ガシガシと改善を行っています。

noteのフロントエンドチームは直近だとReact勉強会なども毎週行っており、積極的に社内にコミットしてもらっていています。そしてReact勉強会は単純に楽しい。

こちらはnoteのUXエンジニアである臼井さんの記事。

私は正直に言えば、noteに入る前まではUXエンジニアの定義をあまり理解していない部分がありました。

しかし、デザインシステムを通した共通コンポーネントの開発やFigmaの導入などを見ていると、「こういうことか!」とその職種の重要性を感じることができました。

6/4

R大好きエンジニアによるPythonによるJVMの実装。Pythonでの実装を書くのではなく、Rとの書き心地の違いを書いているのに愛の深さを感じる。

▲過去にインタビューもしたのでこちらもぜひ


こちらは登壇の資料公開記事。RubyKaigiの良かったセッションをテックリードが解説。

スライドシェアなどでのサービスに挙げるのもいいですが、noteに画像貼るだけでも充分だなと自社サービスながら改めて思いました。

6/6

簡易的なレコメンド機能を作ってみた記事。スタウォーズ好きのスターウォーズ好きのためのレコメンド。Rの記事もそうですが、愛がある記事は読んでいて気持ちが良い。

6/7

Rubyの社内勉強会をなぜ行うのか?ということをまとめた記事。

最近、社内ではRubyの他にA/BテストやReactなどの勉強会が開催されていてありがたい限り。一種の福利厚生。

6/10

人工知能学会に行ってきたエンジニアが、講演の内容に刺激されて重複排除を実践してみました。インプットしてすぐにアウトプットして、記事にするという理想の勉強方法。

「テストデータの作り方」という0の状態から説明してくれるので、知識なしでもわかりやすい記事になっています。

6/11

noteのAI特化の子会社であるnote AI creative(nAc)による発信。会社ができて約半年ほどなのですが、知見が溜まってきたのでどんどん記事をだしていく予定です。

nAcは生成AIを利用してゴリゴリと社内改善を行ってくれていて、こうやって1ヶ月で記事発信が多く出せるようになったものnAcの協力があってこそです。感謝。

育休をとったエンジニアによる育休のリアルを書いた記事。

子育ての大変さだけではなく、お金の話にも触れていて、「子育てって大変だ〜〜〜〜」と改めて実感しました。

noteは直近でも育休中 / 育休予定のエンジニアが何名かいて、積極的に活用しています。

6/14

今年はiOSDCにゴールドスポンサーで協賛&2名が登壇します🎉

アプリチームは1weekアドベントカレンダーも開催中なので、こちらもぜひご覧ください。

6/17

400はてぶ近くいってバズった記事。nAcの田中さん執筆。ありがたい限り。

nAcが行っている業務改善によって、議事録生成が圧倒的に楽になりました。社内に業務改善を専門で行ってくれるチームがあると、こんなに早くものごとが進んでいくんだなと感動しました。

6/18

生成AI系のサービスの月額費用を会社で補助する制度がスタートしました。個人的にChatGPTを酷使するぐらい使っているので神制度。

こちらもnAcの田中さんの取り組みによって実施されました。最高。

6/19

データ基盤チームのリーダーによるアーキテクチャ紹介。

データ基盤チームは「note社をデータドリブンな会社にする」という目標を数年前から掲げていて、ブレずにここまで走ってきました。そして、本当に徐々に社内にデータを扱う文化を浸透していて、今は「いかに社員が使いやすいデータにするか?」というところまで来ています。

アーキテクチャもまだまだ改良していくようなので、来年また記事を更新するときが楽しみです。

6/20

テックリードのkihayaさんが登壇したRubyKaigiのアフターパーティイベントのレポ記事。RubyKaigi本当に楽しかったな〜という記憶がこの記事を読むと蘇ってきます。来年も楽しみ。

6/21

ReactのuseReducerの使い方講座。

Reactで開発しているときuseReducer使ってますか?
useStateでええやんけと思っていませんか?

私みたいなレベルの人からすると、チュートリアル読んでも「なにが違うの?」みたいな感じになってしまうので、専門領域の人が直接細かく解説してくれるのは助かります。

6/24

情報処理学会の方々に来てもらった対談記事。生成AIが進化していく中で、LLMを日本で長年研究している方々に、「この先の働き方ってどうなるんですか?」というような疑問をぶつけてみました。

最近では、ロボカップのような大会でも「ロボットのタスク処理にはLLMを使いましょう」という流れが強まっています。去年のロボカップでは、学部生中心のチームがLLMを使って受賞していました。

最初の方のロボカップの話しからずっとおもしろかった。

6/25

RubyKaigiにデザイナーに同行してもらってよかった〜という私の感想記事です。

記事にも書いてありますが、「これでいいんだよね」となんとなく進めているプロジェクトに別視点の専門家が入ってもらうことの重要性に気づくことができました。プロはすごい、デザイナー is God。

6/26

Protocol Buffersの導入メリット記事。こういう短めの技術記事を少しずつ出していきたいと思って、開発したエンジニアの方に話を聞いて記事を書きました。

Protocol Buffersって「フォーマットがしっかりしている」くらいのイメージしかなかったので、以下のようなメリットを聞いて納得感がありました。

人が仕様を見ながら間違いのないようにログを送信するのは生産的ではないと考えています。ルールを定めてヒューマンエラーを防ぐ意味でも、protobufは大きな役割を持っています。

6/27

連載でやっているnoteエンジニアインタビュー。

人のキャリアを聞くの大好きなので、↑の記事書くのも楽しかったです。総合職からというキャリアが意外で驚きでした。人間の適正ってどこで見つかるかわからないものですね。

MLエンジニアによるMLエンジニア考察。

読んだときに私自身の視野の狭さと解像度の低さに愕然としました。「推薦システムつくったり、モデルをつくるひと」とひとくくりにしていたんだなと。

6/28

私がSlackでつぶやいた一言を、nAcの田中さんが拾って速攻で実装してくれて叶えてくれました。ドラえもんかな?

Zapierもそうですが、「ChatGPTってこんな使い方できるんだ!」と驚きでした。けっこう使っているつもりでいたのですが、まだまだ無限に活用方法がありそう。

6/29

盛り上がっていたFindyさんの開発生産性カンファレンスのレポート記事。

レポ記事って「会場が〇〇でした」という形になりがちなのに、↑の記事ではセッション内容を自分なりに噛み砕いてしっかりと考察しているところが素晴らしい。

そして、記事を公開した早さも素晴らしくて、イベント終わりにはすぐに公開しています。この姿勢は見習いたい。

6月は発信数強化に力を入れた

という感じで、6月は発信に力を入れて記事をいくつか出してみました。

とはいえ、これが単発では意味がないと思っています。1ヶ月やったくらいでは、「へ〜、毎日更新していたんだ。知らなかった」というレベルで終わってしまうでしょう。

「あの会社って目につくよね」と思ってもらえるレベルになるまでや、数ヶ月〜数年かかるのかなと思っています。毎月、20本以上出せるかどうかはわかりませんが、可能な限りは発信数を多くしていき、noteのエンジニアの良さを伝えていけたらいいなと思っています。

今期は打率よりも打席に立つ回数を増やしていきます。

▼技術記事がもっと読みたい方はこちら