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noteエンジニアチーム 公式マガジン

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noteエンジニアの技術記事をまとめたマガジン。さらに技術記事を読みたい方はこちら→ https://engineerteam.note.jp/
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#開発

noteでのGrowthBookの導入理由と使い方を紹介

EMの佐々木です。 note ではA/Bテストの改善目的でGrowthBookを導入し、まずは先行して一部のチームで利用を開始していました。 ▲導入時の記事はこちら 導入したチームからのフィードバックが好評で、従来よりもよりすばやくA/Bテストができるようになったため、全エンジニアに向けて展開することになりました。 今日はGrowthBookの導入方法やアーキテクチャの変化、使い方など基本的なことについて話していきます。 GrowthBookを導入した理由まずはGr

SEO改善でクリック数2倍、クロール時間を1/30にした話

Stabilityチームリーダーの高橋 元です。 私はStabilityチームとしてシステム稼働の安定性向上に務める傍らで、約1年ほど前からSEOチームとしても兼任で改善を続けてきました。 SEOチームは2人だけの少数チームですが、1年の改善を続けたことで流入数が上がり、クリック数も約2倍まで伸ばすことができました。 2倍と聞くと大きな改善をしたと思われるかもしれませんが、やってきたのはSEO対策として当たり前のことばかりです。 クローラーに認識されていない機能の洗い

noteに入社しました

こんにちは、小見と申します。 3ヶ月前にnote株式会社に入社しました。 自己紹介と一緒に、入社した理由、入社して感じたこと、社内外からベールに包まれているstabilityチームで何をしているのか書きたいと思います。 自己紹介改めまして、小見星司と申します。 プログラミング遍歴がCOBOLスタートと20代としては恐らく希少種です。 その後、転職をして前職のスペースマーケットにて本格的にWeb開発やクラウド(主にAWS)を触る様になりSREとして開発・クラウド周りの構築や

テスト用のオブジェクトを簡単に作れるFactoryJSというライブラリを作った

この記事は「TSKaigiサブイベント #1 フロントエンド」にて登壇した内容の文字起こしです 本記事で紹介しているOSSはこちら👇️ 登壇者 TypeScriptでバックエンドのテストを書くときの課題早速なんですが、みなさんテストを書いてますでしょうか? 昨今では、TypeScriptでバックエンドを書けるのが普通になってきました。バックエンドで利用できるORMやフレームワークも充実してきています。 バックエンドはフロントエンドに比べてデータベースを扱ったり、重要

noteの10年もののメディア機能統一計画

こちらの記事は、note × マネーフォワード × 食べログ × STORES によるオフライン限定のイベントで行った「10年超えRails開発の振り返りと未来 - 持続可能な開発の具体策」での登壇資料を公開いたします。 登壇者本編※ 画像をクリックすると、スライド形式で閲覧することができます

Next.js + App RouterによるCMS機能開発の苦労と学び

開発チームの沼田です。 Next.jsを用いて、note内に簡単にページが作れるCMS『サイト作成機能』をリリースしました。以下のように、採用や広報に向けたページを作ることができます。 noteではNext.jsへ段階的に置き換えてるフェーズで、エディタや設定画面などはすでにNext.jsに移行しています。今回はApp Routerを使ったページとしては初機能リリースになりました。 App Routerを使用した開発のTipsや苦労について書いていきたいと思います。

GrowthBookでA/Bテストの工数削減し、誰でもテストができる環境になった話

UX改善チームの甲斐です。 私たちのチームでは、A/Bテストを実行しながらUX改善を行い、クリエイターの売上を伸ばすことを目標としています。 今までnoteでは社内製のA/Bテストツールを使っていたのですが、工数が大きくかかってしまうことが悩みでした。 そこで、テストツールであるGrowthBookを導入し、より効率的で柔軟なABテストができるような環境を目指しました。導入したことで、UIから誰でもテストを実行できるようになり、工数も削減することができました。 この記

noteの推薦チームの紹介 - 2024年版

推薦チームでエンジニア 兼 PMを担当している露木です。 推薦システムの開発は難しいという印象を持つ人が多いかもしれません。そんな印象を変えるために、noteの推薦チームがどんな活動をしているのかを、この記事でわかりやすくお伝えしたいと思います。 noteの推薦システムの目的推薦システムの目的は、「noteがあることで人々が本当に伝えたいことに専念できるようになる」ことです。 コンテンツを作ったら欲しい人に自動的に届くようにしていきたいと考えています。 ただし、コンテ

noteのA/Bテストによる改善サイクル(2024年版)

noteエンジニアの橘です。 2024年4月からUX改善を行うチームの一員として、主にA/Bテストを担当しています。読み手側のユーザーのUXを改善してクリエイターの売上を伸ばすことに注力しています。 noteのA/Bテストの基本的な流れは、上記の記事に記載されています。 上記の記事から半年以上が経っているため、この記事ではより詳細な現在のnoteのA/Bテストの取り組みを解説していきます。 A/Bテストの事例まず始めに、A/Bテストのわかりやすい例を一つ紹介します。

noteの記事の画質をあげるときに考えたこと - 画質/表示速度/コストのバランス

noteの記事の画像拡大時のアップデートを実施しました。このアップデートにより、クリエイターに高品質な画像体験を提供できるようになりました。 この記事では、画質を向上させるために考慮した点をまとめていきたいと思います。画質向上は数値を上げるだけではなく、慎重に検討する必要があるのです。 主な改善点画像拡大時の画質を次のように改善しました。 圧縮品質を85から90に 最大解像度を2000×2000pxから4000×4000pxに 品質を85にしていたのは、Google

1人開発での技術的負債の改修方法や考え方を整理してみた

法人向けサービスnote proの開発担当をしている登内です。 noteには法人向けのnote proという機能があり、企業のオウンドメディア運営を強化し、ブランディング、採用、販促などの後押しをしています。noteとは少し違ってtoB向けに特化しているのが特徴です。 note proの裏側の営業基盤システムの開発・運用を一人で進めることが多くなったため、機能開発と技術的な負債の改修やリファクタリングを並行して行わなければなりません。(あくまで基盤に限った話であり、not

note社の技術広報の振り返り - 2024年6月編

技術広報のmegayaです。 6月は技術記事の毎日更新をやってみようと思ったので、23本もの技術記事を公開することができました。協力していただいたエンジニアのみなさま大感謝です。(うち12本は私が執筆。褒めて) また、技術広報という職種はエンジニアの力があって初めて成り立つものだなという、当たり前のことに気づいた1ヶ月でもありました。 発信数を増やそうと思った理由noteはありがたいことにサービスとしてはみなさまに知っていただけていますが、技術的な特徴や内部のエンジニア

アプリチーム1weekアドベントカレンダーを開催(7/1〜7/5)

 「noteはウェブだけではなく、アプリもガンガン開発しているぞ」ということを伝えていくために、アプリチームの1weekアドベントカレンダーを開催することにしました🎉 noteアプリチームが異なるテーマの記事を毎日更新します。ぜひお楽しみに! また、今年はiOSDCへの協賛&2名の登壇があります。ぜひそちらもご覧ください。 公開記事の紹介※ 公開され次第に順次URLを添付していきます 7月1日(月) タイトル: StoreKit 2によるnote iOSアプリのアプ

総合職からエンジニアになり、AI特化の子会社へ - noteエンジニアインタビュー

データ基盤開発やMLOpsエンジニアとしてのキャリアを築いてきた武藤直樹さんは、現在ではnoteのAI特化子会社であるnote AI Creative(以下、nAc)の初期メンバーとして活躍しています。 しかし、武藤さんは最初からエンジニアを目指していたわけではありませんでした。大学の授業でRを使ったデータ分析に出会い、新卒で配属された総合職でのマクロによる自動化を通じて、プログラミングの楽しさを知りました。 nAcでの多岐にわたる開発業務や、仕事に対するモチベーションに