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noteエンジニアチーム 公式マガジン

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noteエンジニアの技術記事をまとめたマガジン。さらに技術記事を読みたい方はこちら→ https://engineerteam.note.jp/
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2023年12月の記事一覧

統計検定1級を受験しました

2023/11/19 に統計検定1級を受験しました! 結果は「不合格」、ものすごく悔しい結果となってしまいました。。 ただ、学びもあったので、2024年のリベンジ受験に向けて、何をやって何が足りなかったのか、振り返ってみたいと思います💪 「統計検定1級」とは?「統計検定」は、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。そのなかでも、4級〜1級とレベル別になっており、各試験は以下のような内容になっています。 「統計検定1級」のイメージは、下のような説明をよく見ま

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noteエンジニアが2024年に挑戦する、重要課題9選

noteは2014年のサービス開始から成長をとげ、月間の記事投稿数が117万件(※)にもなりました。会社としては2022年12月に東証グロース市場への上場をし、2023年11月にはAI事業を加速させるために子会社『note AI creative株式会社』を設立しました。※2023年9月時点 noteは成長を続けて完成に近づいている、と思われるかもしれませんが、当社としてはようやく第一章に幕をとじ、スタートラインに立った感覚です。 「だれもが創作をはじめ、続けられるように

noteエンジニアアドベントカレンダー2023まとめ

note社は2023年のエンジニアアドベントカレンダーに参加し、1人も遅れることがなく無事に完走することができました🎉 今年は去年にも増して、様々な記事が公開されました。 ツールの導入やRubyのバージョンアップなど社内の開発に関することから、コーディングアシストや石ころ帽子など個人開発の話、そしてドローンやディズニーなど趣味のことまで。 創作を大切にしているnote社らしいアドベントカレンダーになりました。ぜひご覧ください。 1日目RailsエンジンとPackwer

LLMがE2Eテストの問題を鮮やかに解決するかもしれない

今年はChatGPTを始めとするLLM(Large Language Model)が話題をさらった年でした。ビジネスのあらゆるユースケースで様々な応用が試され、共有され、ツール化された結果、生産性が大幅に向上した人も少なくないのではと思います。 とはいえ、LLMと周辺技術は擦られまくっている割に、キラーアプリ・サービスはまだ少数しか出ていないと感じる人も多いのではと思います。 様々な障壁を乗り越え、来年・再来年にかけてLLMの社会実装が本格化し定着していくと予測しますが、

Amazon BedrockとRustでコーディングアシスタントを開発した

※ この記事はnote株式会社 Advent Calendar 2023の24日目の記事です。 (Amazon Bedrock Advent Calendar 2023 25日目の記事でもあります) はじめに普段は推薦チームでMLエンジニアとして働いています。普段はPythonを使ってコードを書くことが多いのですが、今回はAdvent CalendarのネタとしてRustとAmazon Bedrockを利用して、Grimoireというコーディングアシスタントを自作しました。

AIレビューツールのPR-Agentを導入してみた

この記事はnote株式会社 Advent Calendar 2023の23日目の記事です。 こんにちは、あたまがきんに君です。今日は珍しく、ITエンジニアとしての記事を書こうと思います。トピックは、弊チームが抱えていたPRレビューの課題感とその解決手段としてPR-Agentを導入した話をします。 PRレビューの課題レビュー待ちのPRがリリースのボトルネックにならないようにしたい 私が作成したレビュー待ちのPRは一番多い時で23個溜まっていました。自分以外のチームメンバー

階層ベイズ入門 | Eight Schoolsデータを用いて特別教育プログラムの効果を推定する

前回、ベイズ推定の基本について野球選手の打率を例にとって学びました。今回はもう一歩踏み込み、学校教育を例にとって 階層ベイズモデル についてがんばって考えていきたいと思います 💪 使用するデータ今回は Eight Schools というデータを使用します。これはアメリカの 8 つの高校で実施された SAT−V スコア向上のための特別な教育プログラムの平均値と標準誤差(※1)のデータです。例えば、学校 1 の平均と標準誤差はそれぞれ 28, 15 となります。 今回やりたい

スキルマップから見るEMの多様性

 スキルマップというものをご存知でしょうか。「スキ・キライ」の軸と「とくい・にがて」の軸から構成される2次元4象限の図に対して、自分が思いついたスキルをマッピングしていくことで、自身が意識している得意不得意を明らかにするフレームワークです。私は現職で知りまして、自分自身のスキルの整理に役立てています。  思い返すと、2023年初回のnote全体会(全従業員が参加する週に一度の会議)でCDOの宇野さんが紹介してくださって、その後自分でやってみたので、強く記憶に残っています。

開発生産性と品質の横断的な課題を解決する!エンジニアリング支援室の挑戦

※2024 2/29 【日経×note×ビットキー】エンジニア組織づくり〜立ち上げ・拡大・継続まで~ にてこちらの記事をリファインしたスライドがあります。 こんにちは!noteでエンジニアリングマネージャーをしている福井 (@fukuiretu) です。 毎日、各所アドベントカレンダーには素晴らしい記事が続々と登場していますね!私は特にエンジニアリングマネージャーアドベントカレンダーに注目して記事を読ませていただいており、他のエンジニアリングマネージャーの皆さんの凄さに圧

noteのA/Bテスト

🎄この記事は note株式会社 Advent Calendar 2023 の19日目の記事です🎄 はじめにnoteではプロダクトの改善にA/Bテストを実施することで、施策の効果を客観的に評価しユーザー体験も含めて最適な選択をとれるようにしています。 この記事ではnoteで実施しているA/Bテストの全体的な流れと工夫していることを書いていきます。 A/Bテストの流れA/Bテストは大きく以下の流れで実施しています。 施策の効果検証方法を決める A/Bテスト設計 A/Aテ

オンライン会議で消えれるようにしてみた

こんにちは!noteでフロントエンドエンジニアやってます。iemongです。 個人的に、今年はNext.jsのApp Routerの開発を結構やってきて、そろそろ手に馴染んできたかなぁという一年でした。 さて、そんな話は置いておいて、例年通りアドベントカレンダードリブン開発で作ったものを発表したいと思います。 ※この記事はnote株式会社 Advent Calendar 2023の18日目の記事です。 今回は、オンライン会議で使える石ころぼうしを作ることにしました。 石

社内のチャットAIでKotlin Coroutinesをおさらいしてみた

こんにちは、トリです。Androidアプリのエンジニアをしています。 今回は社内AIツール「note AI」を活用して、Kotlin Coroutines(コルーチン)の基礎を復習してみました。 ※この記事はnote株式会社 Advent Calendar 2023の17日目の記事です。 ときには復習も大切最近、技術調査の補助にnote AIを活用しているのですが、いい感じの結果が簡単に出力できてとても助かっています。 直近はCoroutinesに関する質問をよく投げて

Starshipでシェルプロンプトをイケてる感じにする

Starshipというシェルのプロンプトを素敵にするツールのお話をしようと思います。 プロンプトと聞くとAIしか思い浮かばない昨今ですが、シェルもまだまだ使うぞということで。 🎄この記事は note株式会社 Advent Calendar 2023 の16日目の記事です🎄 はじめに12月16日ですね。 私事ですが、noteに入社した日からちょうど1年が経ちました。今日から2年目突入です。 この1年を熱く振り返る記事を書くことも想定して今日の枠を陣取ったのですが、せっかく

note の Ruby バージョンを 3.2.2 へアップグレードしました

この記事は note株式会社 Advent Calendar 2023 の13日目の記事です。 note ではサービス開始当初から Ruby on Rails(以下、Rails)を採用しています。 この半年間で、Rails バージョンを 6.1.7 から 7.0.8 へ、Ruby バージョンを 2.7.8 から 3.2.2(現時点での最新安定版) へアップグレードしました。 昨年は Railsのアップグレード記事 を書いたので、今年は Ruby のアップグレードに焦点を当