8年働けたのは「CEOへの共感」と「会社へのフィット」。EMに聞くこれまでとこれから - noteエンジニアインタビュー
今回のエンジニアインタビューでは、noteで8年間キャリアを重ねてきたエンジニアリング4チームリーダーの北村さんにお話を伺いました。
北村さんはCEOの変わらない思想とnoteの理念に深く共感し、長期にわたりnoteでの開発を続けてきました。入社当初はエンジニアとしてスタートした北村さんですが、noteの成長とともにキャリアを積み、現在ではエンジニアリングマネージャーとしての道を歩んでいます。
北村さんの視点やキャリアを通じて、noteの文化や雰囲気を知っていただければと思います。
noteとしての今の業務
エンジニアリング4チームのリーダーの北村です。僕は今、「エンジニアリング4チーム」と「エンジニアリング支援室」を兼務しています。
noteには8年ほど在籍していて、気がつけば社内でもかなり古株になっていますね。長くエンジニアとして働いていましたが、ここ数年はマネジメント業務をすることが多くなってきました。
僕がリーダーをしているエンジニアリング4チームでは、法人向けサービスの開発を主に行っています。基本はnote proの開発をすることが多いですが、Trust & Safetyチームと協働で働いているメンバーもいます。僕自身は最近は開発をあまり行うことはなく、リーダーとしてのマネジメント業務や他のチームとの橋渡し的な役割がメインです。
エンジニアリング支援室には2024年6月ごろから、EMとして所属するようになりました。チームだけでなく、エンジニア全体を見つつ、採用や組織マネジメント、リリース作業などにも関わっています。本格的に採用に関わるのは初めてですし、EMとしてはまだまだ学ぶべきことばかりだと感じています。
たまに社内のメンバーから、「返信が早くて助かります」と言ってもらえることがあります。長く会社にいることによる経験値に寄る部分もありますが、問い合わせなどに誰も返信していないことに気づくと、大丈夫かな?と落ち着かないんですよ。早く回答したり、回答はできなくても反応したほうが、問い合わせた方は安心するだろうし、ずっと放置されているのを見ると性格的にソワソワしてしまいます(笑)。
誰も気づいていないような落ちているボールを拾うのが得意なのかもしれません。noteで8年間続けてこられたのも、自分の性質が会社にとって必要とされてきたからなのかなと思っています。
これまでのキャリア
noteに入社するまで
大学在学時に就職活動をしていましたが、うまくいきませんでした。その後、フリーターをしたり、大学院にも進学しましたが、結局どこにも就職できずで(笑)。
仕事をせずにふらふらしていたとき、旧友がウェブ会社に誘ってくれ、アルバイトとして働くことになりました。もともと大学で情報社会学を学んでいたこともあり、インターネット事業には興味があったんですよね。
EC運用やウェブサイト制作をしている企業で、最初は細かい雑務がメインでした。途中から社内で、「プログラミングやってみない?」と声をかけてもらい、HTMLのコーディングから始めることになりました。そこからJavaScriptを少しずつ覚えて、AngularJSでの開発ができるようになっていき、フロントエンド開発が少しずつできるようになっていきました。
noteに入社してから
最初の会社を辞めたあと、「しばらく働きたくないな」と思って半年ほど休んでいました(笑)。
そろそろやばいなと思っていたときに、noteが採用募集していることを知り合いに教えてもらい、面接に行くことにしました。noteやcakesは好きなサービスでしたし、当時はAngularJSを使って開発していたので、前職の知識を活かせていいなと思ったからです。
入社してからはフロントエンドだけでなく、サーバーサイド開発も行うようになりました。人数が少なかったので何でもこなしましたね。noteのサービス開始3年目くらいから参加できたので、成長していく過程を体験できたのは良い経験でした。
noteの成長とともに様々なチームで機能開発や改善を続ける中で、気づけば社歴が長くなり、チームリーダーもやるようになりました。開発をメインで行いつつ、落ちているボールを拾うような作業も並行して行っていたので、縁の下の力持ち的な役割が評価されたのかなと思っています。入社して以来、幸運にも、自分のやれることとチームや会社にとって役に立つこととが一致することが多かったのかもしれません。
リーダーになってからは、マネジメントにかなり苦労しました。開発とは違う責任が生じるので、思うようにうまくいかないことも多々ありました。プレイヤーとマネジメントのバランスで悩むこともありましたが、1人で頑張ろうとするよりも、難しい部分は得意なメンバーに任せるようにしました。
僕はあまり技術でゴリゴリ引っ張るタイプではないので、できないことは任せて、その他の整備などに労力を注ぐようにしています。できるだけチームメンバーが気持ちよく開発ができるように心がけています。
note社の雰囲気
8年もいれば当たり前ですが、昔と比べて会社はかなり変わりましたね。昔はのどかでのんびりしたところもありましたが、上場を経てより会社らしくなりましたね。ただし、noteが好きで、ミッションやバリューに共感している人が開発に関わっているという点は変わっていません。
あとは、加藤さんの話すことが昔から変わっていないというのも信頼感があります。noteのミッションやバリューに共感できるというのは、僕が8年続けてこれた理由の一つかもしれません。社員同士が話しやすく良い雰囲気なのも、そういった人たちが集まってくるからだと思います。
今後の目標 / やりたいこと
僕は将来のキャリアプランを立てる方ではありません。リーダーやEMも流れでやってきたところがあります。淡々と目の前の業務をこなしてきたタイプですね。今はEMとして独り立ちするのが目標です。
直近の課題は、採用をはじめとするEM業務にもっと慣れることです。noteのエンジニアリング組織全体を考えた動きができるようになりたいです。また、会社の人数が増えても、組織が良い状態を保てるような状態にしたいなと思っています。
僕はnoteというサービスが好きですし、自分のやってきたことに感謝される環境だったこともモチベーションとなって続けてこれました。noteというプロダクトの理念に共感できれば、長く働ける良い環境だと思います。
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