🎧noteのQAチームが0からスタートしました #notetechtalk
noteのエンジニアがお届けするPodcast「note tech talk」。今回は、noteのQAプロジェクトに関わっている福井さんとかっくんがゲストです。
noteでは有志によるQAチームが立ち上がり、今年度より本格的にプロジェクトとしてスタートしました。業務委託でQAエンジニアが参画したことによって、加速度的に盛り上がりを見せています。始まったばかりのnoteにおけるQA体制について、プロジェクトに最初から関わる2人に話をお聞きしました。
■司会 / 進行
megaya / エンジニア・ライター
Web系のベンチャーで働いたのち、2020年5月にnoteに入社。現在はエンジニアとして開発をしつつ、技術インタビュー記事の執筆やエンジニアPodcastの企画なども行う。note
■ゲスト
福井 烈 / エンジニアリングマネージャー
ジークレスト、ガンホー・オンライン・エンターテイメントを経て2015年にnoteに入社。サービス黎明期からnoteの開発に携わり、データ基盤や会計などを担当。現在はエンジニアリングマネージャーとして、開発チームの統括や組織編成などを行う。note
植岡 和哉 / iOSエンジニア
大阪府出身。大学卒業後、SES/受託開発企業でウェブ・アプリ開発経験を経て株式会社TimersにiOSエンジニアとして入社。その後iOSチームの開発リードを務める。2020年5月より現職にてiOSアプリの機能開発・リニューアルを担う。エディタ機能など過去の負債コードのリプレイスなども担当。プライベートでは猫2匹と暮らしながら# Typeなど複数の個人アプリを開発中。note
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0:00 〜 自己紹介 / オープニング
1:20 〜 QAとは?
2:08 〜 現在のnoteにおけるQA体制について
5:45 〜 QAチームを作るキッカケはSlackでの叫び
8:50 〜 第三者目線が入ってプロジェクトが本格化
15:52 〜 現状のカバレッジは?
18:55 〜 良いテスト / 悪いテストとは?
21:03 〜 QAは楽しいぞ!
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ざっくりあらすじ文字おこし
※ 本編の内容がざっくりわかるように、内容を抜粋しております。あくまで「ざっくり」なので詳しい内容は本編をお聞きください。
■noteの現状のQA体制は?
– 現在のQA体制について教えてください
「QA専属のチームはなくて、テストはチームの裁量に任されていますね」
「それぞれのエンジニアの力量によって品質が変わってしまうため、『Webで動くけどアプリで動かない』というようなバグが発生してしまうこともあります」
– QAについては以前から課題に感じていた部分はあったのでしょうか?
「そうですね、品質に対する課題感はみんなぼんやりと持っていたと思います」
「サービス規模が今より小さい時期は、QAよりもユーザーに価値を届けるスピード感を優先している部分はありました」
■QAチームを発足するキッカケ
– QAチームを発足するキッカケを教えてください
「Slackで叫んだのがキッカケになったかもしれない。QAチームがあったらいいなー!みたいなことを(笑)」
「そのSlackの発言によって有志が集まり、QAについて話していきましょうみたいな流れになっていきましたね。まずはライトに話していきましょうみたいな」
– どのくらいの人数が集まったのでしょうか?
「7〜8人くらいだったと思います」
「今も当初のメンバーは残りつつ、少しずつ人数が増えている感じですね」
■知見のある第三者の加入で一気にプロジェクト化
– 有志で集まったときに印象に残っている意見はありましたか?
「みんな共通して抱えている課題感は同じように感じましたね」
「『QAの第三者視点がほしい』という意見は印象に残っています。自分が作ったものに対して自信が持てるかどうかは重要なので」
– 今年度からDeNAの平田さんが業務委託でQAに協力してくれていますよね。どういった経緯で参加してくださったのでしょうか?
「もともと勉強会で知り合ったつながりがあったんですよね。少し前にたまたま会う機会があってnoteのQAについて相談しました」
「そこから平田さんとnoteのエンジニアでオンラインランチをしたあとに、業務委託のお願いを打診しました」
「平田さんは経験則も知見もある方なので、一つひとつのアドバイスが我々にはかなり刺さりました。僕らだけではQAに対する知見が少なかったので、意思決定に悩んだ部分が多々あったので」
「他のチームへの周知が大事だなという気づきもありましたね。リリースカレンダーを作ってアクションしやすくするとか、カバレッジを見やすくして可視化するとか」
■現状のカバレッジは何%?
– 現状のカバレッジはどのくらいなのでしょうか?
「隠す必要もないので公表しようと思うのですが、RailsのAPIの範囲で言うと52%強くらいですね」
– 数字をあげるためになにかしていますか?
「数字をあげることに執着するのはあまり健全ではないとは思っています。数字が高い=品質が高いことにはつながらないので」
「とはいえ、カバレッジが低いことはニアリーイコールで品質が低いことにはなるので、カバレッジをあげる必要はありますね」
「Googleだとどのプロジェクトも75%をしきい値としているようなので、一つの指標にするのはありかなと思っています」
■QAは楽しいぞ!
– 今後、やっていきたいことはなにかありますか?
「noteはこれからまだまだエンジニアも増えていくので、新しく入った人たちに向けてテストや品質を大事にしていることを伝えるようになっていきたいですね」
「個人的にはこのプロジェクトを通してQAの楽しさを実感したので『QAはおもしろいぞ!』ってことを社内に広めていきたい」
「テスト環境やツールも進化していて、触ってみると楽しいですよね」
「エンジニアとしての生存戦略的にもQAに投資していくのはありだなと思いました」
「社内の人で興味ある人がいたらぜひ参加してほしいですね」
▲QAエンジニアの募集をスタートしました。noteのQA体制の立ち上げに興味ある方はぜひ上記よりご応募ください。
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Text by megaya