
🎧11年間ブログを運用したiOSエンジニアがnoteに入社して感じたこと#notetechtalk
noteのエンジニアがお届けするPodcast「note tech talk」。今回は、noteに入社したiOSアプリエンジニアの中島さんをゲストにお呼びしました。
中島さんはiOSエンジニアでありながら、「週に1度課題を決めて新しい技術に触れてみる」という機会を設けて、FlutterやNext.js、Androidアプリなど様々な技術領域に挑戦しています。さらに、学生時代から11年間、継続してブログを続けていたクリエイターの面もあります。今回はそんな中島さんをお招きして、自身の創作とnoteへの入社についてお聞きしました。
■司会 / 進行
福井 烈 / エンジニアリングマネージャー
ジークレスト、ガンホー・オンライン・エンターテイメントを経て2015年にnoteに入社。サービス黎明期からnoteの開発に携わり、データ基盤や会計などを担当。現在はエンジニアリングマネージャーとして、開発チームの統括や組織編成などを行う。note / Twitter
■ゲスト
中島 健 / アプリエンジニア
2014年に金融系SIerでシステムエンジニアとして入社し、2019年に自社開発系のIT企業にiOSエンジニアとして転職。その後、2021年11月にnoteに入社。学生時代から11年間『四十三庵』というブログを運用していた。note / 個人サイト
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0:00 〜 自己紹介 / オープニング
1:05 〜 ブログを11年間つづけてきた
5:14 〜 人生で真剣に続けようって思ったことほど続かない
7:07 〜 連休で個人開発アプリを一気につくってリリースした
9:42 〜 noteに転職した理由
13:15 〜 入社してからリリースした機能
14:35 〜 チーム構成や働き方について
16:57 〜 負債を返していくことについて
19:42 〜 「新しい技術にふれる一週間」をつくっている================================
ざっくりあらすじ文字おこし
※ 本編の内容がざっくりわかるように、内容を抜粋しております。あくまで「ざっくり」なので詳しい内容は本編をお聞きください。
■「真剣に続けよう」って思ったことほど続かない
– 事前にお聞きしていたんですが、11年間もブログを続けてきたんですね。ブログを続けてこれたのってなにか秘訣があるんですか?
「純粋に楽しかったから続けてこれたのかなと思います。書いたものにリアクションがもらえるのは、日記とは違ったおもしろさがありますね」
– ネットで創作する利点の一つですね
「自分の記事に対して賛成意見や反対意見が生まれて、いろんな感じ方があるんだなーと勉強になりました。何気なく書いたものに反響があったり、バズ狙いのものがスベったりすることもありましたし。書くことで生まれるコミュニケーションを楽しんでいた部分はありますね」
– 中島さんは昔から続けることが得意なんでしょうか?
「うーん、いやそういうわけではないと思うんですよね。noteは3社目ですし。人生全体で見ると、短く辞めたことの方が多いと思います。真剣に続けようって思ったことほど続いていないような気がしますね」
– うわー、わかる!名言だ(笑)
「いつやめてもいいかなと思っていることほど続いてる気がします」
■連休を利用して、個人開発のアプリをリリースまで一気につくった
– 連休でアプリを一気につくってリリースしたと聞きました。モチベーションがなにかあったんですか?
「自分の作りたいものを開発できている楽しさもありつつ、謎の使命感に燃えてリリースまでいきました(笑)」
▲中島さんが作成したノートアプリ 「Pieces of Paper」
– アプリの評価も高いですね
「収益が発生するわけではないので、星の高さだけが心の支えです(笑)
でも、レビューをもらえることがモチベーションになって2年楽しく開発が続けられていますね」
■転職の決め手はプロダクトへの共感
– 前職からの転職のキッカケは?
「前職も良い会社だったのですが、2年働いて技術的に物足りなさを感じるようになりました。業種的にも自分の興味あることとはフィットしていない部分はあったので。より技術力が高くて、自分の興味ある分野のサービスに転職しようと思いました」
– その中でnoteを選んだ決め手は?
「1番はプロダクトへの共感です。サービスの方向性や目指していることがおもしろいなと感じました」
– 実際に入社してみてギャップはありましたか?思っていた感じと違う部分とか
「うーん、ギャップはありませんでした。わりと想像していた通りでした」
– 面接していたエンジニアが中島さんに内実をきちんと話してくれていたんだな、ありがたい(笑)
■noteでの働き方
– noteの6つのバリューの中で好きなものはありますか?
「『クリエイター視点で考えよう』ですね。自分がブロガーだったことや、今はnoteを開発している意味合いもあって。いろんな意味で作り手ではあるので」
– 開発のときにはやっぱりバリューを意識していますか?
「そうですね、最終的にはユーザーがどう感じているのか考えて実装しています」
– 実際に、入社してから取り組んだ業務を教えてください
「入社してから取り組んだものだと、アカウントタブに『最近みた』のタブを実装したこととかですかね」
– おお、この機能は中島さんだったんですね。他にもありますか?
「あとは、ホームのタイムライン企画バナーを出せるようにしました。
ウェブにあるけどアプリにないものがまだまだ残っているので、そのあたりを細かく対応している感じです」
– ちょっと気になったのですが、アプリのObjective-Cはどのくらい残っているんですか?
「もうあと少しだけですね。正確には計っていませんが、95%くらいはSwiftになっていると思います」
– noteのiOSアプリはリリースして6年くらい経っているのですが、そこまでリファクタが進んでいたんですね
「そうですね、僕の前職もかなりObjective-Cのコードは残っていたので、noteはちゃんと負債を返している文化があるなと思いました」
– 機能をつくっていくだけではなく、品質を保つ意識は高いのかもしれませんね
「アプリチームは1人体制でずっと開発してきた面もあって、負債を返さないとあとで痛い目を見る意識が強かったのかもしれません」
■アプリチームの雰囲気
– iOSエンジニアのチーム構成は?
「現状はエンジニアが2人、デザイナーが1人、PdMが1人という体制です」
– エンジニア同士で仕事の分担はどう決めているんですか?
「ガッチリとした決まりはありません。僕が入社したばかりで教えてもらうことも多い時期ですが、上司と部下という感じはなくフラットにタスクを決めています」
– iOSアプリは今まで1人で作っていたので、チームになってくると動きも変わってきそうですね
「僕が入社する前にオリエンテーションの資料を整備してくれていたので、開発に入るまではサポートされていてありがたかったです」
– チームとしての雰囲気や特徴はどう感じていますか?
「個々人が強いチームだと思います。僕が入社する前はそれぞれのポジションを一人で担当して回っていたので、個々が強い証拠だなって。いざとなれば誰でもドリブルしてゴール決められるみたいなメンバーです」
– 頼もしいチームですね
■1週間、新しい技術を学ぶ期間をつくっている
– 中島さんは入社してまだ3ヶ月で伸びしろしかないと思うのですが(笑)
これからやっていきたいことはありますか?
「アプリのエディタ開発に着手していきたいと思っています。入社した段階でリリースはされていたので、自分が開発できるところを見つけて改善していきたいですね」
– おお、いいですね!個人でやっていきたいことはありますか?
「個人だとAndroidとReact Nativeを触っていく予定です。去年、Flutterを1週間だけ開発する期間をつくったら、良い感じにキャッチアップができたので同じように触っていこうなと思っています」
– おもしろい取り組みですね!
「名前は知っているけれど中身がブラックボックスの技術を触ってみると、中身が少しわかっておもしろいんですよね。1週間やってもだめだったら妥協しもOKというゆるい感じでやっていこうかなと」
– そういえば入社する前にNext.jsでブログを作っていましたね
「ちょうどそのときに転職をしようと思っていたので、ポートフォリオを作ろうと思っていて。そのときはReactに興味があったので、自分でブログを作ってみることにしました」
– noteのやってみたカテゴリで書いてください(笑)
「いつか書きます(笑)」
– 最後にアプリの告知はありますか?
「noteはまだまだウェブの利用が多いと思うのですが、モバイルも地道に改善つづけてクオリティがあがっています。ウェブしか使っていない人は一度触って見てほしいですね」
– noteってアプリあったんだ!と言われることもまだあるので、もっともっと広めていきたいですね
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Text by megaya