noteエンジニア開発リリースノート (2022年1月&2月)
「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」というミッションを達成するために、noteでは日々新しい機能がリリースされています。
noteに入社したエンジニアの中には、「リリースサイクルが早い」「施策を決めてから開発するまでのスピード感が前社とまったく違う」といった印象を持つ方もいるほどです。
しかし、そういった内部のリリースサイクルや開発の空気感は、noteに入社して初めて実感できるものであり、外部には伝わりにくい閉鎖的な状態だと感じている面もありました。
また、noteでは年末年始に開発目標を掲げて公開をしているのですが、「目標に対する進捗が見えない」といった意見を面接などでいただくこともありました。
そこで、今月から開発 / 改善を行った内容をまとめて、リリースノートとして公開していくことにしました。機能追加、リファクタリング、パフォーマンス改善、組織改善など、開発関連のできごとを毎月更新していきます。
※ 記載されている開発 / 改善はあくまでnote全体のほんの一部です
開発改善
バッチサーバーをEKSへ移行
昨年より行っているEC2からEKSへの移行を逐次進めています。2月にはバッチサーバーの一部をEKSへ移行しました。
FigmaとGithubの連携
デザインシステムの一環として、FigmaとGithubを連携し、アイコンを自動生成&自動リリースできるようになりました。
その他の改善
Rails6へのバージョンアップ準備
EKSへの移行準備
新エディタのアクセシビリティを大幅に向上
Tailwind CSSを一部のプロジェクトに導入
エンジニア人数の増加に伴い、検証環境サーバの増設
データレイクのインフラをバージョンアップ
データウェアハウスのツール移行検討
Amazon Redshift ServerlessやGCP BigQuery、snowflakeなどの調査 / 導入検討
フロントエンドのシステム分割
大規模な開発はnote本体とはリポジトリをわけて開発を行う
現状ではエディタなどの機能が該当
CIにRubocopを組み込む
エラー時はマージ不可にする設定の追加
CI高速化対応
年々、増加するテストケースに対してテスト環境の見直し
M1 Macを導入するためのローカル開発環境整備
パフォーマンス向上のため記事ページのAPI移行を開始
「最近見た記事」ページのパフォーマンス改善
機能追加 / 改善
iOSアプリのダークモード対応
ホームタイムラインの調整
クリエイターの作品が適切に読者に届くように、タイムラインの改修を行っています。1月にはタイムラインに「いま、注目が集まっています」欄が表示されるようになりました。
これから注目されそうなおすすめ記事が選定され表示されています。ここから新たな発見や出会いがあることを期待して機能を追加しました。
よりよい記事と出会えるために改善は日々繰り返されています。
Google OptimizeによるABテスト
機械学習モデルの調整
注目ページの改善
新しいホームタイムラインの開発
その他の機能追加一覧はこちら
組織
フロントエンドエンジニアの歓迎スキルを追加
さらなるアクセシビリティ向上を目指し、フロントエンドエンジニアの歓迎スキルに『アクセシビリティ向上推進の経験』を追加しました。