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noteエンジニアチーム 公式マガジン

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noteエンジニアの技術記事をまとめたマガジン。さらに技術記事を読みたい方はこちら→ https://engineerteam.note.jp/
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#Ruby

Kaigi on Rails 2024に参加してきました!

10/25(金)、26(土)に@有明セントラルタワーホール & カンファレンス(東京)で行われたKaigi on Rails 2024に参加してきました。 技術カンファレンスに参加する旨みは、普段の業務では触らない技術を知るきっかけになったり、他社事例を聞くことで自社システムへの理解が深まったりすることだと思います。 私は今回が初参加だったんですが、HotwireやGraphQL、Solid Queue、OmniAuthなどの技術についてや、他社事例(テスト時間の高速化と

noteはKaigi on Rails 2024にシルバースポンサーで協賛

note株式会社は、2024年10月25日(金)〜 10月26日(土)に開催されるKaigi on Railsにシルバースポンサーで協賛をします。昨年に引き続き、スポンサーとしてRubyコミュニティの発展を後押ししていきます。 Kaigi on Rails 2024概要●公式サイト:https://kaigionrails.org/2024/ ●公式Twitter:https://twitter.com/kaigionrails ●日時:2024年10月25日(金)〜10月

Ruby好きエンジニアが考えるリーダーとしての開発とマネジメント - noteエンジニアインタビュー

リーダー業務に携わると、マネジメントする時間が増え、コードが書ける時間が減ってしまうことがあります。技術者として「コードを書きたい」という想いがある人もいるかもしれません。 noteで働くリーダーの場合、開発とマネジメントの役割をどのように考えているのでしょうか。Ruby好きエンジニアであり、開発チームのリーダーである小寺さんにお聞きしました。 小寺 泰三のプロフィール1983年生まれ福井出身。2019年にサーバーサイドエンジニアとしてnoteに入社。現在は、エンジニアリ

noteの10年もののメディア機能統一計画

こちらの記事は、note × マネーフォワード × 食べログ × STORES によるオフライン限定のイベントで行った「10年超えRails開発の振り返りと未来 - 持続可能な開発の具体策」での登壇資料を公開いたします。 登壇者本編※ 画像をクリックすると、スライド形式で閲覧することができます

【8月1日】10年超えのRails開発の知見を4社が語るイベントを開催 - note/マネフォ/STORES/食べログ

10年以上にわたりRailsでサービス運用を続けてきた各社のエンジニアが集まり、Railsにおけるサービス運用のコツや苦労、成功体験を共有するオフラインイベントを実施します。 「長年続いているRailsサービスで開発するからこそ見えている世界」をお見せします。 ▲参加応募はこちらから イベント概要日時:2024年8月1日(木) 19:00〜22:00 LT&セッションは20:30まで 懇親会は20:40ごろからを予定 会場:note place 東京都千代田区麹

noteはRailsガイドに協賛します

note株式会社は、Railsガイドに協賛をします。 2014年のサービス開始から今までRailsで開発をしてきまいた。これまですばやくリリースをし、サービス拡大を持続できているのも、Railsのレールの上を走ってこられたからです。エンジニアが開発にすぐに着手できるスピード感は、他のフレームワークにはない強みだと考えています。 Railsで開発を続けている企業にとって心強いのがRailsガイドの存在です。定期的に迅速に改善されていく日本語ドキュメントがあるのも、Rails

RubyKaigiには技術と出会いが詰まっている 〜 タイミー、note、コインチェックのAfter RubyKaigiレポ

Rubyコミュニティ最大級のイベントであるRubyKaigiは、技術と出会いが詰まった貴重な場です。一流エンジニアの登壇が聴けたり、コミッターの方々と話すことができたり、友達ができたり……など様々な出会いがあります。 そんな、RubyKaigiに参加したタイミー、note、コインチェックのエンジニアたちが、それぞれの視点から2024年のRubyKaigiでの体験を語りました。 良かったセッションや興味深いブースの紹介に加え、アフターパーティーでの交流やOSS初コミットの体

社内Ruby勉強会をし、技術力向上とプログラミング言語への視座を上げる

社外への発信はPRや採用において非常に重要ですが、社内広報やイベントを通して社内の文化形成や情報浸透も推進していくべきでしょう。 note株式会社では、Ruby未経験のエンジニアでも迅速に戦力となれるように、有志での勉強会を開催しています。この勉強会はnoteエンジニアの小寺さんが主導し、Rubyの基本的構文から最新バージョンで導入された注意点を含めた実践的な内容が扱われます。 勉強会を実施する理由を小寺さんに聞いたところ、技術力の底上げの他に「プログラミング言語の視座を

Ruby 3.3.1にアプデし、大幅にパフォーマンスが向上。YJITの改善を実感

noteのRuby 3.2.2を3.3.1へアップデートしました。Ruby 3.3.0のリリースノートに記載されていた「YJITの大幅なパフォーマンス改善」が、noteのAPIにも大きな影響をもたらしました。 CTOが驚きのポストをするほどパフォーマンスが向上したのです。 また、3.2系から3.3系へのアップデート時はそれほど大きな問題は起きませんでしたが、この記事ではアップデート時の注意点を2つほど紹介したいと思います。 今回の3.3.1へのアップデートや前回行ったR

Railsでのフロント開発は?テストはなに使ってる?RubyKaigiのアンケート結果まとめ

Rubyが誕生して30年が経ち、Ruby on Railsが世の中にでて約20年が経ちました。スタートアップのベンチャー企業から、数百万件のトラフィックを捌く大規模サービスまで、幅広くRuby / Railsが利用されています。 しかし、長年、使われてきている言語やフレームワークだからこそ、開発をするうえでの選択肢も数多くあり、技術選定に頭を抱えることもあるでしょう。開発当初に決めたことで、今も苦しめられている人がいるかもしれません。う、頭が…… そこで、今回はRubyK

RubyKaigiに初参加してきました!

2024年のRubyKaigiは沖縄開催でした!(来年は愛媛県松山市です) RubyKaigiの会場は那覇文化芸術劇場 なはーとという2021年10月31日にオープンした新しい施設です。 この素敵な会場でRubyKaigiが開催されました! note株式会社はRubyKaigiにプラチナスポンサーとして参加してきました。 ブースめっちゃカッコ良かったです!!!デザイナーの方をはじめ、前日から設営してくださった皆さんに感謝です。 RubyKaigiは久しぶりの完全オフ

RubyKaigi2024 セッション編

RubyKaigiのセッションはRubyや、プログラミング言語の実装にまつわるありとあらゆるトピック(例えば、シンタックスパーサー、パーサジェネレータ、RubyVM(YARV)、YJITのような実行時最適化技術)を含んでいるので、じっくり理解するためには大変多くの予備知識が必要という特長がある。ざっくり個人的な所感を示してみよう。 Remembering (ok, not really Sarah) MarshalRubyにはMarshalというRubyオブジェクトをバイナ

RubyKaigi2024 各社のブースをまとめて紹介(随時更新)

最終更新:20時50分(会場にて随時更新予定) RubyKaigi2024始まりました!!! 前日の14日は雨模様で不安だったのですが、RubyKaigi参加者の熱量で15日は快晴となりました。 この記事では随時更新で、各社のブースや会場の様子を紹介していきます。 ※ ブース情報やブース写真をXのDMに送っていただければすぐに追加するので、RubyKaigi参加企業の方々はご連絡いただければ ブース紹介note株式会社 弊社では今年用につくったオリジナルパーカーを

Ruby YJITでRailsのレイテンシが20%改善したnote

noteのAPIサーバーのRailsのYJITオプションをONにしたらめっちゃ速くなりました。 さっそくですが、 有効化する前後1週間における記事APIの平均レスポンスは以下の通りです。 off … 196ms on … 158ms 約20%速度アップになります。 なお、p50(最も遅かったリクエストの50パーセントの平均レイテンシー)をとってますが、特別速く見える数字を切り取ったわけではなく、どこを切り取っても概ね10%~30%程度は速くなっています。Rubyの処理