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Ruby好きエンジニアが考えるリーダーとしての開発とマネジメント - noteエンジニアインタビュー

リーダー業務に携わると、マネジメントする時間が増え、コードが書ける時間が減ってしまうことがあります。技術者として「コードを書きたい」という想いがある人もいるかもしれません。

noteで働くリーダーの場合、開発とマネジメントの役割をどのように考えているのでしょうか。Ruby好きエンジニアであり、開発チームのリーダーである小寺さんにお聞きしました。

小寺 泰三のプロフィール

1983年生まれ福井出身。2019年にサーバーサイドエンジニアとしてnoteに入社。現在は、エンジニアリング2チームのリーダー。Ruby好き。

現在の仕事内容

エンジニアリング2チームのリーダーの小寺です。

私は主に会計システムの保守・開発を行っています。日々発生するエラーや、運用の改善、大量のデータを処理するバッチの高速化やリファクタリングなども行っています。チームリーダーという立場ではあるのですが、業務の大半はプロダクトコードを書いています。

Rubyが好きなので、Rubyが書ける時間があるのは個人的にはうれしいですね。リーダーになってからも大きめの開発から細かなバグフィックスのようなことも普通にやっています。

リーダーとメンバーはフラットな関係

メンバーの開発のサポートやフォローなどもやっていますが、基本的にスケジュール管理や指示など、細かいマネジメントはしていません。メンバーひとりひとりがどう考えて動くかを大切にしています。

私のチームだけではなく、noteでは全社的にそんな感じではないでしょうか?そもそもnoteでは社員の行動指針として、「つねにリーダーシップを」「クリエイター視点で考えよう」「大きな視点で考えよう」というものがあるので、リーダーの責務としては、極力それを阻害しないというのが大事だと考えています。

良い意味で上下関係がとても希薄な会社なので、リーダーなどの立場はあまり気にしていません。リーダーもメンバーも一緒になって、プロダクトを良くするために何をどう作るか考える環境を作っています。

noteでの働き方について

私はnoteで働いて6年目になります。入社当初はスタートアップのような雰囲気だったのが、上場を経て少しずつちゃんとした会社になってきたなぁとは感じています。

ただ、スタートアップっぽさは残したいと思っていて、スピード感は大事にしていきたいなと考えています。なにかやろうと思ったときにどこの誰に承認を得るみたいなことは、おもしろくないので極力減らしていきたいです。「やってみて違うなと思ったらやめる」くらいのことができる環境作りを目指しています。

1ヶ月かけて1万行のコードを書くよりも、3日かけて10行でできる方法がないか真剣に考える方が有益だと私は考えています。「進捗」とか「仕事した感」よりも、アウトプットに集中できるチームにしていきたいですね。

▲エンジニア全体の言語への視座を広げるために、小寺さん主導で勉強会を行うことも

これからの挑戦

将来のキャリアについては、正直に言えば「わからない」ですね(笑)。

いちエンジニアとしてこれからもコードを書き続けていくかもしれませんし、マネジメントやチームビルド、またはプロダクトやサービスという領域に力を入れていくかもしれません。あまり職域にとらわれず良いプロダクトを作っていくことに集中できれば自分の役割はなんでもいいという感じです。

ただ、私はRubyが好きなので、なんだかんだいつまでたってもコードは書き続けている気がします(笑)

いずれにせよ、noteをより良いプロダクトにするため、いろいろなことをやっていこうと思っています。

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