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買ってよかった技術系同人誌 - noteエンジニアに聞いてみた

技術書典 16がいよいよ始まりました!

クリエイターの創作を支えるプラットフォームとして、noteも技術書典に協賛させていただいております。

技術系同人誌は、マニアックなテーマを突き詰めていたり、公式のチュートリアルよりも丁寧に書くことを目指していたり、自分のキャリアと人生論が語られていたり……と、出版社とは一味違った本が手に入るのが魅力的です。また、作者との距離が近く、オフライン会場に行けば手渡しで買うことができるのも同人誌の良さですね。

そんな魅力いっぱいの技術系同人誌を購入しているnoteエンジニアも多く、今回はnoteエンジニアのおすすめ同人誌をいくつか紹介します。


※ こちらで紹介するのは過去に購入した同人誌です。すでに販売を終了している可能性もあります。

Metal入門

著者:堤修一(https://x.com/shu223

iOS/macOSのGPUインターフェース、Metalの入門書です。GPUを操って高度なグラフィックス処理や大規模な並列演算を行うことにはロマンがありますが、OpenGLやDirectXといった他の低レベルグラフィックスAPIを扱った経験がない開発者にとって、Metalは一歩目のハードルが一番高いのではないかと思います。筆者もそんなGPUプログラミング初心者のひとりで、四苦八苦しながら最初の一歩目を乗り越えました。本書では、そんな「非」熟練者である筆者だからこその視点から、Metalをかみくだいて解説します。

購入した人の感想: kihaya / テックリード

特にiOSエンジニアでもなんでもないんですが、MacでGPUプログラミングするための日本語の資料(Metalの資料)がこれしかなかったので大変参考になった。

OpenAPI 3を完全に理解できる本

著者:おおた(https://x.com/ota42y

OpenAPI 3の仕様を解説した本です。仕様書の全ての項目の解説や、実際の応用について紹介しており、これ一冊でほぼすべてわかるようになっています。

購入した人の感想: kihaya / テックリード

みんな大好きcommittee gemのコントリビュータの解説で、詳しすぎるのでおすすめです。

AWSの薄い本 IAMのマニアックな話

著者:佐々木 拓郎(https://x.com/dkfj

AWS歴13年の経験を持ち、商業誌で10冊の執筆実績を持ち累計8万冊以上販売してきた著者が同人誌に初挑戦。AWSの認証認可を司るIAMだけに特化して100ページ以上を費やした趣味の一品です。

購入した人の感想 その1:  kakato / SRE

AWS の薄い本シリーズ。単機能に特化して必要な情報をコンパクトにまとめてくれているので初学者から中・上級者までとても勉強になる。作者が AWS 関連商業本を多数執筆されている佐々木拓郎さんなので信頼度も高。

購入した人の感想 その2:  匿名 / エンジニア

AWSを使う上で必須のIAMについて、公式ドキュメント以上に分かりやすい深掘り方で面白かった&職務に応用できました。

技術カンファレンスのマスターガイド:企画から運営までの完全手引き

著者:佐藤祥子 ( https://twitter.com/satoshoco )&櫛井優介( https://twitter.com/941

技術カンファレンスのマスターガイド:企画から運営までの完全手引き
ー 20名の技術イベントから1,000名以上の大型カンファレンスまで対応 ー

本書は、技術カンファレンスを中心としたイベント運営の具体的なステップやヒントを、実体験を交えて詳しく解説しています。イベント運営の初心者から経験者まで、この書籍を通じて、効果的にイベントを開催する方法を学ぶことができます。また、カンファレンス運営には「全体をまとめて進める人」の役割が重要であり、その役割のノウハウやコミュニケーション方法も具体的な事例を交えて紹介しています。この本は、イベント運営が円滑に、かつ効果的に行われるための手引きとなることを目指しています。

購入した人の感想: fukuiretu / EM

・何をすべきで、何をすべきでないのか体系的に学べる
・経験豊富な方々の経験談なので説得力がある

りあクト!シリーズ

著者:大岡由佳(https://x.com/oukayuka

最新のフロントエンド環境構築ツール Vite の使い方に始まり、JavaScript(ES2022)、関数型プログラミング、TypeScript までをカバー。JS のパワーをフル活用する React を使いこなすための基礎力を固めます。
「フロントエンドの開発になぜ Node.js が必要なの?」「使っている各種のツールは何をしてくれてるの?」「import はどうやってファイルを読み込んでるの?」のような、学習者が抱く根本的な疑問にまで分け入ってくわしく説明していきます。

購入した人の感想: megaya / 技術広報

2〜3年前に購入しました。対話形式で進んでいくのでとにかく読みやすかったです。初学者が詰まりがちな部分も、生徒役のキャラクターが質問してくれるのでわかりやすく、一気に読み切りました。

株式会社MIXIの同人誌

MIXIに所属する有志達によって、執筆・制作された技術書を無料頒布しています。実際の現場で使われている技術の話から、日々の業務の傍ら、個人的に調べたものまで、思い思いのテーマで書かれています。

購入した人の感想: 匿名 / エンジニア

「これ無料でいいの?」ってレベルで毎回内容が充実している。どれでもいいので1冊読んでみるのをおすすめ。

Rust で作る GAME BOY エミュレータ

著者:Takeshi Masumoto(https://x.com/__take44444

GAME BOYのエミュレータの作り方を解説した本です.

一部の実際のゲーム(某土管ゲームや某モンスターゲーム等)を問題なく遊べるエミュレータを作成することができます.

執筆にあたり,GAME BOYのエミュレータ実装を進めるにあたって順番に達成すべき小さな目標をもとに章立てを行うという工夫をしています.これにより,読者は単に前から順番に読むことでエミュレータ完成までの段階的なステップを踏むことができます.

購入した人の感想:  snjssk / EM

まだ最後まで読み進めていませんが、楽しそうだなと思い購入させていただきました!

マンガでわかるDockerシリーズ

著者:湊川あい(https://x.com/llminatoll

◆ひとことで言うと
「Dockerって何? どんなことができるの?」
そんな方向けの、Dockerのキホンがわかるマンガです!

購入した人の感想:  匿名 / エンジニア

Dockerの概念や使い方についてわかりやすくマンガで説明していて、Dockerなにもわからん!という人におすすめの入門書です。

Production Ready GraphQL

※ 技術書典での販売ではありませんが、おすすめなので紹介

私は常々、信頼性の高いGraphQLサーバーの構築方法に関するリソースが不足していると感じていました。過去数年間、私はShopifyやGitHubで最大規模のGraphQL APIの構築と維持に携わり、様々な会社がGraphQLを採用するのを支援してきました。そうしたGraphQLに関する経験を通じて、良い点、悪い点、そして見過ごせない問題点を観察してきました。

この経験がきっかけとなり、私はGraphQLについて多くの講演やブログ投稿を行ってきました。しかし、それでもなお、実践的な方法でGraphQLを使用したいと考えるチームや個人にはリソースが不足していると感じていました。そこで、この本を書くことにしました。大規模なGraphQLスキーマを構築する際の学びと良い実践方法を集めました。

購入した人の感想:  zochang / フロントエンドエンジニア

実際に大規模サービスでGraphQLを運用してみた知見が詰まっているので大変参考になります。おそらくこれを読まずに進めていたら著者と同じミスをして結局同じ対応をすることになっていたと思います。 なんでもかんでもGraphQLで実現しようというスタンスではなく、適した部分と適さない部分の両方を解説してくれているのもかなり良かったです。

同人誌との出会いは一期一会

技術書典はオフラインが2024/05/26 (日) 11:00~17:00に開催で、オンラインマーケットは2024/05/25 (土) 〜2024/06/09(日)まで開催しています。

オンラインの場合でも、今回のみで販売を終了してしまう本もあるかもしれません。オンラインでもオフラインでも、迷ったら購入をおすすめします。推しは推せるときに推すべし。

noteエンジニアがおすすめした本もぜひ購入してみてはいかがでしょうか。他にもおすすめの本があれば、ぜひ教えてください!


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