技術広報の集い#4 in 沖縄の参加レポ
note社で技術広報をしているmegayaです。
noteも協賛しているRubyKaigiが沖縄で行われました。その翌日に技術広報の集いが開催されるということで、私も初参加で登壇をしてきました。RubyKaigiの運営をしつつの登壇準備だったのでしんどかった……!
技術広報はまだまだ未開拓であり、広義の意味を持つ職種なので、知見を交換できる機会があるのはありがたい限り。
今回は沖縄での開催にも関わらず参加者が20名ほどおり、技術広報への感心や熱量を感じました。観光よりも勉強会を優先するのは異常。
ここからは当日の参加レポを書いていきたいと思います。
LT
なぜ我々は生成AI時代にブログを書くのか? / luccafort from マネーフォワード
人間がブログを書く意味とは?を改めて振り返る
ブログはただ公開するだけではなく、他者とのコミュニケーションも含んでいる
一方でAIは便利だが、コミュニケーションや積み上げがない
人が書いたものとは本質的には違う
とはいえ、AIは便利なので付き合い方が大事
「生み出す」行動は人間の特権
転職ドラフトのRubyKaigiまでの道のり / iwtn from 転職ドラフト
転職ドラフトのRubyKaigiでの苦労や工夫
扇風機などバッテリーや電池で動くものは、空輸できない可能性がある
グッズをつくる際に注意
懸賞にはクローズドとオープンがある
クローズド懸賞はグッズの料金上限が決まっているので注意が必要
各企業で法務などに確認したほうがいいかも
ノベルティグッズは著作権が関わることもあるので注意
当日投票で決めます!テックブログorカンファレンススポンサー / ずんだまる(仮) from スタディスト
当日、投票によって「テックカンファレンス」の話をすることに
テックブログの資料のほうが作り込んでいたとのこと
1人でテックカンファレンスにブースを出していったときの知見
技術広報は会社に1人だと辛い
採用だけでは人は集まらない
発信が必要
会社の理解がないと予算確保できない
エンジニアチームで予算を削減できた→それを元に交渉…などの工夫が必要
会社で作る技術同人誌 / hourin from フリーランス
技術同人誌のつくり方
社内勉強会を録画して、文字起こししたものを編集すると工数が少ない
自分で書いてくれる人はそれほど多くはない
上記のやり方であれば協力してくれる人は多い
文字起こしはUDトークを利用
事前に技術用語を登録しておくと文字起こしが捗るのでおすすめ
100ページの薄い本
会場 < それは薄い本ではないw
100部つくって13万円くらい
紙などにこだわってこの料金
つくるのは楽しいのでみんなやろう
カンファレンスに同行してくれるデザイナー is GOD / megaya from note
RubyKaigiにデザイナーに同行してもらってわかったこと
ブースのレベルが格段にあがった
細かな配慮が段違い
裏方専任ができたおかげで、エンジニアはブース対応に集中できた
トラブルが起きたときに「これ誰がやるの?」というボールの投げ合いにならない
エンジニア以外の人を連れていって、RubyKaigiやRubyの良さを社内に広めていく
予算をとりやすくなる
Rubyコミュニティに本当の意味で会社として支援していく
ワークショップ
参加者が入場時にトークテーマをボードに貼っていき、それをもとに3つのテーブルに別れてワークショップを行っていきました。
ワークショップは以下のような流れで実施されました。
イベント開始前に、参加者が話したいトークテーマを付箋で貼っておく
3人のファシリテーターが話したいテーマをそれぞれ選ぶ
参加者は興味のあるテーマのテーブルの席に着く
20〜30分、議論する
議論終了後に、ファシリテーターがまとめを発表する
2〜5を繰り返す
トークテーマは、「イベントブースの失敗談は?」や「記事以外の発信方法はなにをやればいいのか」、「社内で登壇者を増やす方法は?」など、技術広報に関する内容で多岐に渡りました。
どのワークショップでも時間が足りず、まだまだ話し足りないことばかりでした。LTのみの勉強会だとどうしても、観客になってしまうことも多いので、ワークショップを通して自らも議論に参加できる機会があるのはありがたい。
私は発信方法についての議論にも参加したのですが、「1回目で大きなことをせずに、5〜6回目で大きい企画をやるべき」や「数値を見ないで3年スパンでまずは考える」など、Kazaanaさんによる発信の考えの基礎について聞くことできました。発信に対しての姿勢を改めて確認することができて良かったです。
誰かに頼れる場所がある
基本的に技術広報は社内で1人のパターンが多く、手探りでものごとを進めていくことが多くあります。
冒頭で書いたように、技術広報という職種はまだまだ未開の地であり、砂漠に落ちたダイヤモンドを見つけているような状態です。
現状で悩みや不安を相談できる人や場所があること自体がありがたいなと、会を通して実感しました。
今回、ワークショップでファシリテーションをしてくれたhourinさん、luccafortさん、Kazaanaさんのように、技術広報の集いには多方面で強い方々がいるので、別角度の意見がもらえるのもうれしい点。
次の開催はまだ未定とのことなので、↑のconnpassをまずは登録しておくといいかもしれません
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